紙のは目というのがあります。

紙には目というのがあるのはご存じですか? 一般にはA4ですと長い方のサイズが297ミリで短い方が210ミリあります。一般に市販されているコピー用紙はこの紙の長い方に縦に目があります。わかりやすく説明すると、A4の紙を手で持った時にピンと立つわけです。縦に目が入っていますので、ところがA3の紙を二つに断裁した場合の二つに切られたA4の紙を先ほどと同じく手で持ってみるとふにゃと折れてしまいます。これはA3の長い方420ミリの方に目があるためそのA3を二つに切った場合のA4は短い方の210ミリの方向に目があるため縦の297ミリの方へは目がないためへなへなと垂れてしますわけです。

この目は製本など後加工に大きな影響を受けます。それは次回に。  半田 勉

2020年10月23日